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女性と町政のために
陽風だより
たかさわ陽子
議会報告特集
皆さん、こんにちは!
今年の初めから、世界中に広がった「新型コロナウイルス」の感染拡大で、外出やイベントが規制され、国内ではすでに10万人以上が感染し、1700人以上の死者が出ています。野辺地町では幸い感染者が発生していませんが、充分気をつけて過ごしましょう。
さて、町の動きについて、9月議会の概要と、6月議会で審議し決定したこと、などをお知らせします。合わせて6月の高沢の一般質問と、町長の答弁をお伝えします。
9月定例議会速報!
平成31年度一般会計、国保事業、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業等々の決算承認、令和2年度一般会計補正予算承認。そのほか。
31年度決算は、歳入63億5292万円余り、歳出は63億3793万円余りで実質収支額は612万8千円余りの黒字。町税等の収入減や公債費等が増加したため経常収支比率が102.9%と余裕のない財政結果となりました。※経常収支比率とは、一般財源に対し必ず支出すべき経費の割合。
★今後のコロナ感染症予防のための、町民支援対策は以下の通り★
①第2弾プレミアム付き商品券発行(飲食店支援)
②R2年度生まれの赤ちゃん応援特別定額給付金1人10万円支給。
③災害時の避難所へのコロナ対策、プライバシーテント整備。
④小中学校の冷房設備整備。
⑤GIGAスクール事業(小中学校生徒1人1台のタブレット端末配備)など。
★役場新庁舎建設事業についての説明が町長よりありました★
新庁舎の建設場所は本町になります。できるだけ経費節減(当初費用19億円)しつつ建設する。用地取得で旧タセイ跡地は合意。もう1者とは交渉不調で取得しない事になりました。建設設計業務はプロポーザル方式で行うこととし、仕様の決定、参加表明受付、書類選考、プレゼン、選定と進み、11月上旬に契約締結予定。その後は基本設計案作成。町民の皆さんから意見を聴取、基本設計確定などを行い、令和3年3月から実施設計を開始する事となります。庁舎建設工事は令和4年度から開始して6年度までに引っ越しを含めた工事を完了する予定。
6月定例会報告 6月10日~12日開催
◆主な議題=令和2年度補正予算及び新型コロナ対策のための財政支出について◆
①令和2年度土地開発公社、観光協会予算、一般会計補正予算など。介護保険条例などの一部改正、第1弾プレミアム商品券事業のコロナ対策、などで専決処分実施の承認
②国の「緊急対策支援給付金」による施策の実施(9月末で終了)
町民応援 一人10万円支給 /子育て支援 児童手当受給世帯へ1人1万円支給/個人・中小事業者への給付 1事業者へ10万円・・受付窓口は商工会
③公立野辺地病院の経営権委譲について
赤字経営が続く病院経営改善のため、「地方公営法」の全部適用により、病院経営権を広域事務組合から「病院 事業管理者」(一戸一成氏を決定)へ委譲し経営判断が速やかになるようにする。(一戸氏「収益改善に最大限 の努力をする」)
④商工会支援・・・休業協力金、持続化給付金の相談窓口業務のための費用
⑤農業委員の再任の承認、陳情・意見書などの「議員配布」
6月の一般質問
1.野辺地町のコロナ支援対策について
- 【高沢】:全般に町の支援対策の実施が遅かったのではないか。また持続化給付金申請の事業者が町独自策10万円の対象にならないのはなぜか。
町民1人10万円支給の進捗は?役場に申請に来られない高齢者に対策は? -
【町長】:国、県の決定を待って町の施策を準備、商工会とも連携、相談しつつ進めた。
時期的に5月の連休もあったが、スピード感を持って実施した。
取り組みが遅い事はないと考える。結果は事業者575のうち119事業者が利用した。
町民1人10万円支給の進捗は現時点で95%である。今後は電話、訪問、手紙などで意思確認、相談を受けるなどして全町民が給付を受けるようにしたい。(8月末時点で、99.9%の支給となっている)コロナ対策交付金は今後町で行う追加の支援対策に使いたい。
窓口に来られないかたは、家族が代理で申請した。 - 【高沢】:DVを受けて別居や離婚調停している世帯も受け取れるように総務省が指導している。当町ではどうか。またコロナ拡大のため大学生のバイトはなくなり、家からの仕送りも減少して大学生の生活は困窮している。学生のいる家庭への支援対策を望む。
-
【町長】:DV被害の世帯については個人情報であり、特定されると困るため明らかにできない。
町では独自支援として小中高生家庭へ1人2万円の支援を実施する(すでに街頭する家庭にお知らせしている)
2.「老人いこいの湯」再開と環境整備等
- 【高沢】:町の公衆浴場2軒が廃業したことで、不便で困るとの声が出ている。老人いこいの湯もコロナのため休んでいるので、しっかり対策をした上で早急に再開してほしい。
また清掃が不十分なので改善を望む。
いこいの湯利用はこれまで週1回のみだが2回に増やす考えは?また高齢者入浴サービス事業では入浴券は月1回となっている。
入浴券の増を望む。
また利用者送迎のために「町民福祉バス(仮称)」などの運行はできないか。 -
町長:いこいの湯は7月から再開予定。清掃作業員は1名で増員予定はない。
感染防止対策をしっかり行う。清掃については改善する。
送迎バスは財政的負担が非常に大きく継続運行も困難。民間事業者を圧迫し現状では難しい。ドアツードアのタクシー利用を考えており「通院時タクシー利用料助成事業」があるので将来的に活用創設を検討したい。
3.「野辺地常夜燈市場」の活性化対策
- 【高沢】:設置目的と店内が狭い、食べる場所がない、などの課題改善、拡張など今後の活性化対策は?
-
【町長】:市場は年々売り上げが増加しているが、現在は連休、コロナのため伸び悩んでいる。
今後は「初夏の宴イベント」や市などを企画し、特産品、地元の名産品販売や商品充実に向けて助言、提言していきたい。
これまでの主な活動
6月 | ・一般質問提出、第2回定例会 |
7月 | ・県内町村議員研修会 ・議会広報委員会 |
8月 | ・のへじ♡ファンミーティング参加 ・建設産業保健衛生常任委員会 ・総務常任委員会 ・戦没者追悼式 ・のへじ祇園祭りポスター展 ・新庁舎建設特別常任委員会 |
9月 | ・第3回定例会 ・のへじ生涯学習講座受講 |
10月5日 | ・新庁舎建設特別委員会 ・議会広報委員会 |
10月14日 | ・議会全員協議会 ・新庁舎特別委員会 |
10月21日 | ・議会広報委員会 |
10月23日 | ・臨時議会 |
ここが疑問?
★新体育館は建設するの?
本年3月議会において町長より「現在の町の財政状況、町民の必要性、耐震性を確認できないため、ハンドボール競技会場は野辺地高校体育館を使用することとして、新体育館は建設を断念せざるを得ない」「現在の町立体育館は雨漏りを修理しながら使うこととする。国スポ時のハンドボール会場の、残り一面は県へ対応をお願いした」との表明がありました。
公立野辺地病院の赤字解消や統合小学校開設など、財政負担の大きな事業が待ち受けている現状では、新体育館建設は困難。
当面は修理補修により使用していく道をとらざるを得ないのではないかと考えます。
※国スポとは・・・2025年の国体は名称変更により「国民スポーツ大会」略して国スポとすることになりました。後日の報道によると新型コロナ感染予防のため、1年延期して2026年度の開催となる予定。
★小学校の統合は?
昨年度、「教育構想検討委員会」から、適正規模、配置、馬門小の先行統廃合等を視野に入れ保護者の声を聞きながら、具体的な検討、準備に入る予定。町としては新校舎の建築が妥当と考えており今後設計や工事、検討期間を含めれば5年から7年ていどを要すると考えているとの、教育長からの説明がありました。
保護者や教育関係者、有識者との協議を十分行い、早急に取り掛かってほしいと思います。
「あらためて知ろう ドメスティックバイオレンス」
先日11月4日、青森市「男女共同参画プラザ・カダール」で行われたイベント「あらためて知ろうドメスティックバイオレンス」に参加しました。
「力と支配で起きるDVについて、デートDVについて」、そして「加害者厚生教育プログラム」というのがあり主として男性たちが教育を受けていることを知りました。また「
DV被害女性支援プログラム」もあり“DVを跳ね返すチカラをつけよう”と呼びかけられました。DVの根本には「ジェンダー意識がある」ということです。ジェンダーとは、「社会的に作られた性別役割意識」のこと。女だから、男だからこうあるべきという考え方です。「男が稼ぎ、女は家事育児」とか「男がえらい、女は従え」などの考え方がDVを助長しているということです。思い当たりませんか?
・別名はソーメンの滝とも 山道をいけば現るみろくの滝が
・雨ぽつん見上げた空から君の涙 道半ばにて逝きたるは無念